「サントリー本気野菜が描く“三方よし”の農業ビジネスモデル」
サントリーは「本気野菜」ブランドを通じて、独自品種の開発と全国の農家との協力関係を築いてきました。
本講演では、単なる生産技術にとどまらず、農業参入のスタンスや共同栽培の考え方、そして生産から流通・販売までを見据えたバリューチェーン全体への取り組みをご紹介します。
「売り手よし・買い手よし・世間よし」を実現する役割分担のあり方について、参加者と対話を交えながら考えていきます。
本講演の参加者:
農業生産者、農業関係者、流通のバイヤー、外食チェーンバイヤー、バイヤー
〜年中同じクオリティの野菜を創る工夫とは?
甘味、酸味、食感──いつ食べても、どこで買っても、その品質は驚くほどブレない。その秘密は、“渡り鳥”のように拠点を移しながら全国で生産される「リレー型栽培」をおこなったり、種苗(しゅびょう)開発にも力を入れており、糖度や食感にこだわった独自品種を展開している。その栽培を担うのは、厳選された契約農家。栽培マニュアルの提供はもちろん、技術指導や生育チェックまで、細かく連携して品質を管理している。
サントリーフラワーズ(株)執行役員 青果事業部長 阿部寛氏
サントリーフラワーズ株式会社は、2002年に設立。花苗・花鉢、野菜苗・野菜青果の開発・生産・販売を手がけるサントリーフラワーズのベジタブル事業部のブランドマネジャーとして事業を牽引。野菜の美味しさ、家庭菜園の魅力を伝えるため、全国各所で勉強会やワークショップなどを開催し、講師役もつとめている。